一人衛生士の大変さとは?

歯科医院で働く…厳しい先輩、切磋琢磨していける同僚たちと輝かしい衛生士としての人生が待っている!と、想像していたら、ひとりぼっち。 そんな「一人衛生士」の苦労ややりがいなどについて、一人衛生士を経験した歯科衛生士がご紹介します。

2018年6月25日 更新
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無資格コメディカルの歯科助手と国家資格を持つ歯科衛生士。知識の量、質に大きな違いがあることはもちろんのことです。

ですが、資格をもつ衛生士であっても、新人は1番の下っ端です。
彼女たち助手さんは抜歯鉗子の使用する部位の違いについてなど、歯科衛生士にとっては当たり前のことを丁寧に教えてくれました。

1番の下っ端なので、「当たり前のことなので知っています。」とはまさか言えず、ただ素直に教えてもらうことしか私は出来ませんでした。
自分のしてきたことが振り出しに戻ったような、時間がもったいないような気持ちになりました。

このようなケースは稀だと思いますが、そのほかの場面でも、共感できる人間が職場にいないというのは、精神的にとても辛いものでした。

衛生士が一人の医院に転職するときに気を付けること

一番のアドバイスは、「しっかり見学すること」です。
見学に行くことでその医院の診療方針、雰囲気などわかることがたくさんあります。
また、見学の時に院長に教育指導体制がどのようになるのか確認できると理想的だと思います。

もちろんキャリアがある人ならそんな心配はいらないかもしれませんが、その環境で自分がたった1人の歯科衛生士として働いていけるのかを見定めることが大切です。
中には先生1人、衛生士1人、受付1人と余裕あるアポイント数で、ゆっくりのんびり心にもゆとりを持ちながら患者さんに向き合うことのできる医院もあるでしょう。
逆に私の勤める医院のように、アポイントをギチギチにつめこみ、最小限の時間で患者さんに向き合わなければならない医院もあります。

いざ入社してからイメージと違ったではなく、見学をして自分がここで一人衛生士として働くイメージができるのか判断することが大切です。


衛生士が一人の医院に向いているのはどんな人?

それでは、一人衛生士に向いている人はどんな人でしょうか?
私の経験からいくつかご紹介します。

① 学ぶ気持ちがある人

前述したように一人衛生士は身近に相談できる人も、教えてくれる人もいません。
院長とのコミュニケーションがうまくとれる関係性なら別かもしれませんが、基本は一人でなんとか対応するしかないのです。

そのため、自分の知識量を増やせる努力のできる人、自分の持つ知識を最大限に発揮する努力のできる人が向いています。

② 責任感のある人

一人衛生士は誰かがカバーしてくれる、誰かが助けてくれるという逃げ道がありません。
衛生士が複数人いる医院ならば不得意なところを誰かがカバーしてくれるかもしれません。
また、アポが押しても、難しい苦手な処置があっても逃げることは出来ません。体調が悪くても代わりがいないので、簡単に休むことは出来ません。

もちろん無理は禁物ですが、スキルアップも体調管理も仕事の1つと思える人が向いているといえるでしょう。

③ 難しさ・大変さをやりがいにできる人

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向き合う患者さんは1人1人違います。中には苦手な患者さん、SCが難しい患者さんなど対応が大変なことがたくさんあります。
代わりにやってくれる同僚衛生士も、教えてくれる先輩衛生士もいないので、自分でこなさなければいけないのです。

そこまでのレベルに達するには、やはり努力が必要です。
そこまでに自分がなるまでの過程をやりがいに変えられる人が1番向いていると思います。


ここまで読むと、一人衛生士なんていいところ1つもないじゃないかと思う人もいるかもしれません。
ですが、そんなことばかりではなく大変な一人衛生士時代があったからこそ、今の主任という立場があり、検診のたびに私の顔を見て喜んでくれる患者さんがいると思っています。

成長したい衛生士、努力を続けられる衛生士は、ぜひ挑戦してみてください。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
もちろん一人衛生士は大変なこともありますが、必ずその大変さ、苦労が報われる日が来るはずです。これは私の経験からいえる真実です。

これから一人衛生士になろうとしている人たち、今一人で大変な思いをしている衛生士の皆さんの未来が輝かしいものになりますように!!
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