有給が取れる医院と取れない医院の違いとは?

求人票では有給は取れるはずなのに、実際働いてみると人手不足で休めない。しっかりと有給を消化する医院で働きたいが見つけ方がわからない。 今回は、歯科衛生士の有給事情についてご紹介します。

2018年7月4日 更新
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有給休暇は、一定の条件を満たした労働者全てに与えられる権利であり、
歯科衛生士もその例外ではありません。

毎日患者さんに対応し、時にはストレスも抱える歯科衛生士ですから、
時には有給を使って心身をリフレッシュすることも必要です。

今回は、そんな歯科衛生士の有給事情と、
転職の際、「有給が取れるか」見極めるポイントをご紹介いたします。

意外と知らない!? 「有給」とは

有給とは「年次有給休暇」の略で、一定の条件を満たした労働者に与えられる休暇であり、賃金の出る有給のものをいいます。
これは国が労働基準法第39条でも認めている労働者の権利です。
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<有給が付与される労働者の条件 >

有給が付与される労働者の条件は以下の通りです。

・ 雇い入れの日から6ヵ月以上継続して勤務している。
・ 算定期間(全労働日)の8割以上出勤している。


これは正社員においての条件です。派遣社員や契約社員、またパートやアルバイトにおいてもそれぞれの条件が課せられており、それを満たせば有給を付与する事が出来ます。

有給の他にも、身内や本人の冠婚葬祭などによる慶弔休暇を設けている会社もありますが、あくまで任意の休暇なので有給を使わざる負えない場合もあります。

求人票の「有給あり」は本当?

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歯科衛生士として働いている人の過半数は、個人での歯科医院での勤務という統計があります。
企業や大学病院とは違い、スタッフの人数も少ないので一人でも人員が減ってしまうと診療がスムーズに回らないこともあります。

そして衛生士の担当患者がいる場合も多く、患者さんへのアポイント調整も必要になります。

そういった事から有給が取りにくい医院が多いのも現状です。

また病気などによる欠勤を有給消化していく医院もあり、その時に有給にするか、欠勤扱いにするかを選べる場合もあります。

医院によっては決まった日程しか有給を取れない所もあるので、面接の時にでもきちんと聞いておきましょう。
職業紹介所や学生の場合は学校を通し、面接では聞きにくい有給のことを聞いてもらうのも一つの方法かもしれません。

有給が取れる医院と取れない医院

休みたい時に希望の有給が取れる。これは当たり前に等しい事ですが、実はそういった医院は限られています。

規模の大きい大学病院や、スッタフ数がユニットに比べ明らかに多く、一人抜けても問題なく診療が回せる医院などは、有給をしっかりと取る傾向があります。
スタッフ数は求人に記載してあるので、そこも確認が必要です。

一番の難点が、女性ならではの雰囲気です。院長雇い主なので有給に関する相談にも乗ってくれることが多いですが、
院長以外は女性の歯科衛生士ばかりの所が多く、
その為先輩が怖くて有給なんて言い出せない、もしくは有給を取れても少し嫌な態度をとられたり、雰囲気が悪くなるという話も耳にします。
ですがその様な医院は一握りで、毎日の仕事を一生懸命やり先輩の話に耳を傾けていれば何も言われる事はありません。
しっかりと日々の業務をこなし、休む時はしっかりと休みましょう!

もし雰囲気が気になる様なら、面接の前に見学に行ったりしてみるのも良いかと思います。

有給が取れる職場かどうか見極めるには

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正直な話をすると、有給の取れる・取れないは職場によります。

スタッフが多くても有給の日程が決められていたり、逆に少ない医院でも医院
長がスタッフを大事にしてくれ、しっかりとした有給を付与してくれる医院も  あります。

個人による診療所が大半なので仕方がない事ではありますが、先ほど述べた様
に事が重要になります。
求人票や紹介所などでしっかりとした下調べをしておく、見学制度を利用す
る、面接できちんと聞いておく事が重要になります。

ただ、面接で直接
「貴院の有給消化率は何パーセントでしょうか?」
と聞くのはNGです。これは、
「貴院は法律を守っていますか?」
という質問に他ならないからです。

有給をしっかりとれるかを聞きたいのであれば、医院のほうから残業や有休の説明があったり、職場の様子などを話題にしたときに聞くのが賢い聞き方です。
たとえば、
「有給休暇の取得については、スタッフの皆さんの間で何かルールなどありますか?」
「スタッフの皆さんは、どのように有給休暇をとっていらっしゃるのですか?」

など、遠回しに有給に関する状況を尋ねるのが良いでしょう。

退職時に残っていた有給はどうなる?

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