歯科衛生士の復職・再就職はなぜ難しい?

1度離職した歯科衛生士も、勤務時間や給与などの雇用条件が合えば、再就職したいという希望をもっているのではないでしょうか? そこでこの記事では、再就職をしたいけどブランクに悩む歯科衛生士が、どのような準備をして転職活動をすればいいのかについて解説していきます。

2018年7月4日 更新
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「歯科衛生士を募集しても、まったく応募がない…」

実は今、歯科衛生士の求人を出しても、なかなか歯科衛生士を雇用できないと悩んでる歯科医院も多いです。

それだけ今は、歯科衛生士不足が深刻化しています。

実際にわたしの周りを見ても、20代や30代で離職する歯科衛生士の方が多いように思います。
その理由は出産や育児がほとんど。

しかし1度離職した歯科衛生士も、勤務時間や給与などの雇用条件が合えば、再就職したいという希望をもっているのではないでしょうか?

そこでこの記事では、再就職をしたいけどブランクに悩む歯科衛生士が、どのような準備をして転職活動をすればいいのかについて解説していきます。

復職の壁と、乗り越え方

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①子育てと長時間労働

子育てをしながら歯科衛生士として働くことは、簡単なことではありません。

とくに子供が小さいうちから正社員で働いていると、仕事が終わって子供を預け先へ迎えに行き、帰宅後に食事の準備や家事することになりますよね。

そうなれば、あなたの負担は一気に増えてしまいます!

また、突然子供が病気になって仕事を休んだり、仕事中に預け先に呼び出されることだってあるかもしれません。

その状態が度々続けば、他のスタッフや患者さんに迷惑をかけてしまうことになるため、あなた自身も肩身の狭い思いをしてしまいますよね。

子供がいると今までのように働くことは難しいかもしれません。

だからと言って、あなただけが負担を感じてしまわないように、勤務先や家族でよく話し合い、うまく家事と子育てを両立しながら働ける環境を探しましょう。

②忘れたスキル 

たとえ数年のブランクでも、歯科医院のシステムが大きく変わっていることも多いにあり得ます。
とくに歯科衛生士は技術職ですから、いくら経験年数や歳を重ねても勉強することはたくさんあります。
しかし子育てしながらの復職だと、なかなか勉強する時間もとれませんよね。

そんな時に頼りになるのが、先輩歯科衛生士です。
先輩歯科衛生士に知識や技術を教えてもらうことは、あなた自身のスキルアップの近道になり、より早く現場の雰囲気にも慣れることができるはずです。

スキルの克服については、後ほど詳しくご説明します。
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③体力

しばらく現場を離れていると、長時間労働に不安を感じてしまいますよね。

歯科衛生士の仕事は立ち仕事も多いので、いざ復帰してみると最初は腰が痛かったり、足のむくみを感じてしまうこともあると思います。

もし体力に自信のないときは、はじめは午前中のパートなど短時間勤務から働き始めてみるといいでしょう。

ある程度体が慣れてきたら、フルタイムでの勤務に切り替えていくなど、無理なく感覚が取り戻せるように、融通が効く職場を選んでみましょう。

なかなか一歩を踏み出せない…そんな時に考えること

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中には出産や育児で何年ものブランクを経て、現場に復帰する歯科衛生士の方も多いと思います。

数年のブランクがあれば、戸惑ったり不安に思うこともたくさんありますよね。

でも出産や育児という大きな経験をしたあなたは、休職中に歯科衛生士の業務以外のことをたくさん学んできたはずです。
 
その経験は、いずれ現場の中で必ず活かされていくものです。

復帰してすぐは、技術も知識も足りないことだらけの自分に、悔しい気持ちや焦る気持ちが湧き上がってくるかもしれません。
 
しかし歯科衛生士の仕事は、知識や技術はもちろん人間力とのバランスがとても大切な仕事です。

出産や育児を経験したことで、患者さんやスタッフに対していい影響を与えられる歯科衛生士になれると前向きに捉え、ブランクもそのためのステップだったと考えてみませんか?
 
ブランクも前向きに捉えることができれば、歯科衛生士という仕事がもっと好きになるし、やりがいをもって長くこの仕事を続けていけると思うんです。
 
 

やはり課題はスキルの克服

復職を躊躇してしまう理由の中に「自分のスキル」があります。歯科業界も日々変化しています。

そのため休職期間が長くなると、自分の知識や技術が通用するのか不安になったり自信がなくなって、復職するにも躊躇してしまいますよね。

今は都道府県の歯科医師会などで、歯科衛生士の復職支援のための勉強会がもうけられている都道府県も多くあります。
そのような勉強会が自分の地域でもおこなわれているのか、歯科医師会のホームページなどで確認し、うまく活用してみましょう!
本を読んだり人に教わるほかにも、復職支援をうまく活用することで、新しい歯科業界の技術や知識を学べ、自信をつけることができます。

また、現在では様々なレクチャー動画を無料で見ることができます。動画は本と違い、視覚的に理解できるので、復職の際には重宝します。
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この記事のキュレーター

まみん まみん