【違法?】歯科衛生士の歯周病治療

歯周病の治療に関して、実際に治療のどの範囲を行うことができ、どこからが違法なのかと心配になったことはありませんか?SRPは?スケーリングは? 今回は、歯科衛生士の歯周病治療への正しいかかわり方・業務範囲について、ご説明していきます!

2018年9月20日 更新
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歯周病の治療は、歯科医師と歯科衛生士が二人三脚で行うことが極めて重要です。しかし、実際に治療のどの範囲を行うことができ、SRPやスケーリングなど、どこからが違法なのかと心配になったことはありませんか?
今回は、歯科衛生士の歯周病治療への正しいかかわり方について、ご説明していきます!

歯周病患者の検査・診断はNG?

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歯周病に罹患している可能性のある患者さんが来院したらまずは何をするでしょうか。

もっとも多い主訴は「歯がぐらついている」「口臭がする」といったものです。この場合、原因を検査するためにレントゲン撮影や動揺度検査を行います。唾液検査や口臭検査、歯周病精密検査を行うこともあります。

基本的に歯科衛生士は、歯周病患者の検査をすることはできません。
歯の動揺度検査など歯科衛生士単独でも行える検査もありますが、原則歯科医師の指導のもと行いましょう

中でもレントゲン検査は注意が必要です。
レントゲン撮影では歯科医師のみレントゲンの照射ボタンを押せるだけでなく、歯科医師でなければレントゲン写真をもとに診断をすることはできないのです。

歯周病治療への関わり方

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歯科衛生士だけで歯周病治療ができない原因の一つに歯周病治療の幅広さも関係しています。歯周病治療ではSRP、TBIはもちろんですが咬合調整や薬物療法、進行している歯周病患者さんには歯周外科も行います。根本的に歯周病の改善を目的としているのであればここまで歯周病治療をしなければいけません。

しかし、麻酔をしたり、歯茎を切ったり、縫ったりなどの外科治療は、歯科医師が行うものです(=歯科医療行為)。
スケーリングに関しても、歯科衛生士は”正常”な歯肉の除石だけ行えるので、歯周用患者の除籍は厳密にはNGなのです。SRPもNGです。

おわりに

違法行為は絶対にしてはいけませんが、患者さんとのコミュニケーションを通じて様々な情報をつかみ、歯科医師へフィードバックするなど、適切な治療を提供するためのパートナーとして、歯科衛生士は重要な役割を担っています。

しっかりと自分の業務範囲を理解し、歯科衛生士の強みを生かして、歯科医師と二人三脚で患者さんの歯周病を治癒へと導きましょう!
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この記事のキュレーター

きりけん きりけん