アシスト上手な歯科衛生士に!ポイントまとめ

歯科衛生士の三大業務のうちの一つ、歯科診療補助。この診療補助がこなせないと、歯科予防処置や歯科保健指導をさせてもらえないという医院もあるとか…。基礎の扱いだけど奥が深いアシストについて、歯科衛生士の目線からポイントを解説します! というわけで、今回は“歯科診療補助(通称アシスト業務!)”についてまとめてみました。

2018年11月8日 更新
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歯科衛生士の三大業務のうちの一つ、歯科診療補助。この診療補助がこなせないと、歯科予防処置や歯科保健指導をさせてもらえないという医院もあるとか…。

というわけで、今回は“歯科診療補助(通称アシスト業務!)”についてまとめてみました。

アシストの重要性

「私はドクターの補佐になるために歯科衛生士になったわけじゃないのに!」

…こんな魂の叫びが今日もどこかから聞こえてきそうな気がします。分かります、痛いほどよく分かりますその気持ち。私も最初は何度もそう思いました。


前述のように歯科診療補助(以下アシスト)は歯科衛生士の三大業務だと学生時代口酸っぱく言われ続けましたよね?あれ、私だけでしょうか…?とにかく、これが出来ないと次のステップに進めない、という歯科医院も多いと聞きます。実際知人は、二年ほどアシスト業務しかさせてもらえず結局転職しました。

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しかし、アシストがしっかりこなせていると治療もスムーズに進みますし、アシストについている私たちも治療の流れを把握できます。その流れの中で歯科衛生士がどう介入すべきかが見えてくるのです。そしてスムーズにアシストにつけた時の達成感。私は嫌いじゃありません♪  

アシストを制する者は歯科衛生士業務を制する!!…と言うと多少大袈裟ではありますが、ただの補佐ではなくとても大切な役割であるということはご理解いただけたでしょうか。次からはアシスト業務のポイントについて詳しく書いていきます。

事前準備~患者さん誘導、退出

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まずは患者さんを導入できるようにチェア周りの環境を整えておかなければなりません。基本セット等の準備はもちろんですが、

“導線につまずきそうなものはないか”
“床が水や歯科材料、切削塵で滑りやすくはなっていないか”


など、患者さんの安全をきちんと考えた事前準備をしましょう。

患者さんを実際に誘導する際は“ニコニコと”、“大きな声で”、優しく誘導してあげてください。誘導間違いを防ぐためにも、フルネームでお呼びする方がより確実かなと思います。ちなみに私、成人男性に「〇〇くーん!」と呼び掛けてしまった経験があります…。カルテの年齢や性別も大切ですよ!要確認です!

また、これは医院や個人の考え方によりますが私は誘導時にはマスクを外して顔を出します。なぜなら、顔が全部見えないと人間不安になるからです。(但し風邪が流行っているとか自身の体調がちょっと…という場合にはこの限りではありません)

退出の際、抜歯や麻酔、仮封など注意事項がある場合には必ず説明をします。ブラケットの上は使用済みの器具(場合によっては抜去歯牙、血液の付着したガーゼなど)があるかと思うので、使い捨てエプロンなど被せて目隠しをすると良いですね。お見送り時も笑顔を忘れずに!

フォーハンドシステムのポイント!

教科書やマニュアル本を見ていると、いとも簡単に書かれているこの“フォーハンドシステム”。これ本当に難しいですよね…。気付いたらスリーハンドシステムになっていることも多いことでしょう。

ポイントはスリーウェイシリンジ操作

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特にフォーハンドシステムにおけるアシストのスリーウェイシリンジ操作、これが難儀です…が、このスリーウェイシリンジをアシスト中上手に使ってもらえたら治療がうんとしやすくなる、とドクターから聞きました。  
 
どのタイミングで使用すればよいのか分からない方、とにかく“ミラーが汚れていたらスプレー”、“ミラーが曇っていたらエアー”、これに尽きます。これだけでもしてもらえると全然違うそうです。後の操作は追々慣れていきましょう。  
 
先生によってどこまでアシストにこなしてほしいかが変わってくるので、複数先生がいる医院ではとにかく沢山アシストについて、先生の癖を早めに把握することが一番の近道です。

バキューム操作のポイント

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この記事のキュレーター

yuna yuna