印象採得の失敗しないために!注意すべきポイント

新人さんの苦手ポイントの上位にも上がる、「印象採得」。 私も新人時代はとても苦労しました…. 一回失敗してしまうと、自分自身のモチベーションも下がりますし、患者さんにも申し訳ない気持ちになりまた、失敗してしまうという最悪なループにはまってしまいますよね。 そんなあなたももう大丈夫です。 印象採得で失敗しないポイントをお伝えするので試してみて下さい。

2019年1月7日 更新
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② トレー試適

トレーの試適をします。きちんと印象が出来るトレーなのか見て下さい。
  この時、全顎トレーであれば尚更トレーの試適が重要になります。
  上下の印象が必要であれば、一回の試適で上下を行うとスムーズです。

トレー試適はとても重要です。トレーが合っていないと患者さんはとても痛がられるので負担大です。

③ 印象材を練和する

先ほど説明したポイントを参考に印象材を練和してみて下さい。

粉が多すぎると固い印象材になってしまい寒天とアルジネートが分離してしまう事もあります。
水が多いと患者さんの負担がかなり大きいです。特に嘔吐反射が強い方はかなり苦しいと思います。

④ 印象

まず術歯をエアーブローします。粘膜や舌をきちんと排除しましょう。
寒天印象材で支台歯の印象採得を行います。
マージンの形態によっては印象しずらい所ももちろんあると思います。
まずは難しい所から寒天を入れていきます。
そして、マージンから寒天のシリンジの先を離さない事です。

印象をする前のエアーブローを忘れてしまうと失敗の原因になります。
寒天シリンジの先を離してしまうと気泡が入る原因です。

簡単な所から印象採得を行うと、難しい所に時間がかかってしまい最初に流した寒天の硬化が始まってきてしまい失敗の原因になります。

ここに注意! 嘔吐反射が強い患者さんへの対応

 (1634)

最も苦労するのが、嘔吐反射が強い患者さんの印象採得です。
まず患者さんへ嘔吐反射の有無を確認します。
嘔吐反射がある方へは、きちんと最初に説明や注意をしてあげて下さい。

「これから型をとりますが、お口で呼吸せず鼻で呼吸をして下さい。型がお口の中に入ったら出来るだけ他の事を考えながらリラックスして下さい。そして、唾液がお口からこぼれても大丈夫なので、自分のお腹が見えるように下を向いてください。」
と、声掛けをしてあげて下さい。

トレーを口腔内に入れたら、下を向いてもらいます。小さなバケツなどを準備して
患者さんがそのバケツを持って唾液がこぼれても大丈夫な状態にしておきます。
印象材は、出来るだけ固めにしてあげて下さい。

一度失敗してしまうと、(特に子供さんは)トラウマになり「もう一度」が効かないので、一回で
きちんとした印象採得が出来るように、嘔吐反射がない人で十分な印象採得が
出来るようになってからというのをお勧めします。

内緒の隠れポイント

 (1633)

一回印象をしたけど失敗した!!と、思って患者さんに「すみません。失敗したので
もう一度採らせて下さい」なんて言いにくいですよね。

そういう場合は、「もう一つとります」だけお伝えします。

患者さんは正直何個とるかよりかは、「失敗」というワードに嫌悪感を感じますので、
何も言わず「もう一つとります」というと、「もうひとつ必要なんだ」と思われる方がほぼです。(私の経験上ですが)
さすがに何度もはNGですが、一度くらいの失敗に試してみて下さい。

自信がないうちは手伝ってもらうのがベスト

一人でとる自信がない時は、他のスタッフに手伝ってもらい、一回で採得した方が良いです。誰かに頼むことで迷惑をかけると思いがちですが、一人で採得して失敗するくらいなら、最初から誰かに手伝ってもらい、一回で綺麗な印象採得が出来る方が断然良いです。
一人で綺麗な印象採得が出来るのがベストではありますが、最初から出来る人はなかなかいないと思います。
他の人にお手伝いをお願いでき、心地良く了承してくれるような人間関係作りもすごく
大切になりますので合わせて注意してください。

おわりに

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