手袋は患者さん毎に交換する?

治療の時は必ずつける手袋は患者さんごとに交換していますか? 手袋交換の衝撃の事実と、交換の必要性についてまとめてみました。

2018年7月18日 更新
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歯科衛生士の皆さん、治療の時は必ずつける手袋は患者さんごとに交換していますか?

手袋交換の衝撃の事実と、交換の必要性についてまとめてみました。

歯科における手袋の必要性

 (1001)

内科や外科、耳鼻科等の先生は、診察時に手袋をして診療していません。
では、なぜ歯医者は診療時に手袋をはめるのでしょうか?

それは、歯科治療は観血的処置(血が出る処置)が多いからです。
特に抜歯などの外科処置、スケーリングなどが出血しやすいですよね。

手には目に見えない傷が数多くあるといわれています。血液から感染する病気がある以上、自分の身は自分で守るために手袋は必要不可欠なのです。

歯科医の交換率は約半分!?

 (1003)

ここで衝撃の事実をお伝えしましょう。

厚生労働科学研究成果データベース によると、なんと患者ごとに手袋を交換する歯科医は52%だそうです。
見方を変えれば、半数の歯医者は患者さんごとに手袋を交換していない事になるんです!!

歯科医師でこの結果ですから、もしかすると歯科衛生士はもっと衝撃の結果がでるのかもしれません。

私の場合

私が今まで勤めてきた歯科医院は、患者さんごと毎回交換をしていました。
院長も「手袋はケチらず、どんどん交換して!」と言っていましたので、全スタッフが毎回交換していました。
何件かの歯科医院で勤めましたが、全て毎回交換です。

面接の時の質問で、必ず手袋の交換頻度は聞くようにしています。

理想は毎回交換

 (1004)

私は手袋を患者さんごとに交換しないなんて考えられません。
自分をいろいろな感染症から、身を守るのはもちろんですが、患者さんにも感染させないようにする事も大事なことです。

よく考えて見てください。
患者さんの口の中を触った手で、次の患者さんの口の中を触ったとします。
それは他人の歯ブラシを使っている事と同じことなんです!
他人の歯ブラシを使おうと思う人なんて、いないと思います。
しかしそれと同じ事を知らない間に、しかも歯医者さんにされていると思うと、ぞっとしますよね・・・。

患者さんの口腔内を触らない歯科助手は、自分を守るために手袋をするので、使いまわしても大丈夫かと思います。
患者さんの口腔内をさわる歯科医師・歯科衛生士は手袋を交換するべきです。

おわりに

歯科医院の中には、材料費削減のために手袋を使いまわしている所もあるのかもしれません。
そんな医院は、院長の方針などでなかなか変えられないと思います。
しかし、もし自分の身に・患者さんの身になにかあってからでは遅いのです。
手袋の使い回しについて、もう一度考え直してほしいものです。
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この記事のキュレーター

TAKERIO TAKERIO