職場の衛生管理がずさんかも??衛生管理で気を付けること

抜歯や歯の削合やスケーリングなど、歯科医院では日々、血液や体液に触れる機会が多くありますよね。 そのため治療中はもちろん、器具の後片付けのときまで歯科衛生士は感染のリスクにさらされています。 この記事では、衛生管理がずさんな歯科医院とはどういう病院か、また、きちんと衛生管理されている歯科医院を見極めるためのポイントを解説していきます!

2018年7月27日 更新
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抜歯や歯の削合やスケーリングなど、歯科医院では日々、血液や体液に触れる機会が多くありますよね。

そのため治療中はもちろん、器具の後片付けのときまで歯科衛生士は感染のリスクにさらされています。

この記事では、衛生管理がずさんな歯科医院とはどういう病院か、また、きちんと衛生管理されている歯科医院を見極めるためのポイントを解説していきます。

衛生管理の重要性

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院内感染とは、医療に関連した感染を指します。

例えば、使用済みの器具による血液や体液を介し、別の患者さんへ感染させてしまうことはもちろん、医療従事者であるわたし達歯科衛生士も、リキャップ時に誤って使用済みの麻酔針を刺し、ウイルス感染することだってあります。
 
このような院内感染がおこならいためにも、麻酔針のリキャップは、片手でトレーの端を利用してワンハンドテクニックでおこなうなどのマニュアルを作成し、歯科医院全体で衛生管理のあり方を共有しておく必要があるのです。
 
すべての患者さんの体液や血液は、感染する危険があるものとして考えておかなけれなりません。
 
そのため、歯科用ユニットから取り外しできる、使用済みの高速エアタービンや超音波スケーラーのホルダーやチップ、スリーウェイシリンジのチップなどの機材は、可能な限り患者さんごとに取り替え、消毒や滅菌をおこなうことが原則なのです。
 
スタッフはもちろん院長も含め、全員が正しい衛生管理の知識を持ち、歯科医院全体で院内感染予防を確実におこなっていくことが、患者さんを守り歯科医院のスタッフを守ることにつながるのです。

こんな医院は要注意!衛生管理がずさんな医院の特徴

① 器具や薬剤などの置き場所が決まっていない

器具や薬剤を必要なときにすぐ出せるように、使用頻度に応じて物の置き場所を決めておくことは大切です。
全員が物の置き場所を把握しておくことは、スムーズな診療につながります。

反対に、必要なものの置き場が決まっていないと、スムーズな診療ができなくなるばかりか、薬剤を間違えるなど医療事故につながる可能性もあります。
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② 細かい部分まで掃除が行き届いてない

掃除は点検です。

院内を清潔にするだけでなく、掃除をしながらユニットが正しく動くか、高速エアタービンから水漏れはないかなど、点検しながら掃除をおこなうことで、器具や機材の異常をいち早く発見できるようになります。

一方で清掃が適当な歯科医院では、診療が始まるまで器具や機材の異常が分からないため、患者さんの治療が遅れてしまったり、ときには治療ができないトラブルがおこってしまうかもしれません。
 

③ 患者さんごとにグローブの交換ができてない

グローブは、唾液・血液・粘膜に触れるときは必ず患者さんごとに着用し、唾液や血液などで汚染された器具に触れるときも着用するのが原則です。
また同じ患者さんであっても、グローブが汚染したりピンホールがあいた場合も再使用してはいけません。
 
しかし、歯科医院によっては頻繁にグローブを変えてはいけない雰囲気のある病院もあり、グローブを使い回すといった、ずさんな衛生管理がおこなわれている歯科医院もあります。
 
歯科衛生士の体を唾液や血液などの汚染物質から守ることはもちろん、歯科衛生士の手指から患者さんへウイルスや細菌感染させないためにも、グローブの交換は患者さんごとにおこなうべきなのです。

自分の職場が危険かも。どうするべき?

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この記事のキュレーター

まみん まみん