高齢の患者さんの対応に困っていませんか?ポイントまとめ

歯科衛生士のみなさん、高齢の患者さんの対応は得意ですか? 世代が異なると、興味の対象や価値観が違うことが多いために、若い歯科衛生士の方は難しいことも多いのではないでしょうか? コツを掴めば、患者さんとぐっと近づくことができるのも高齢の患者さんの特徴です。 ポイントをおさえてスムーズな診療を目指していきましょう!

2019年3月25日 更新
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歯科衛生士のみなさん、高齢の患者さんの対応は得意ですか?
世代が異なると、興味の対象や価値観が違うことが多いために、若い歯科衛生士の方は難しいことも多いのではないでしょうか?
コツを掴めば、患者さんとぐっと近づくことができるのも高齢の患者さんの特徴です。
ポイントをおさえてスムーズな診療を目指していきましょう!

高齢者の患者さんが増えてきた

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近年、超高齢社会が進んでいる日本。
総人口の21%以上が高齢者で占めると超高齢社会です。
街を歩いていても、なんだか高齢者が多いような、そんな気がしています。
歯科医院で勤めていると、より実感するのではないでしょうか。

歯科医院のコンセプトや立地にもよると思いますが、絶対数として高齢の患者さんが増えていることは確かです。
歯科医院以外にも、入院施設のある総合病院などで歯科衛生士が必要とされています。

現在、歯科衛生士の9割が診療所で従事しているというデータがありますが、
総合病院や介護施設、老人ホームなど、更に歯科衛生士の活躍の場は広がることでしょう。

高齢の患者さんの難しさ

① 全身疾患を抱えていることが多い

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高齢の患者さんで、歯科医院以外の医療機関に全くかかっていないという方は少ないです。
ほとんどの方が内科的な病気、大きな手術を経験されて、いま現在も通院しています。
つまり、ほとんどの方が薬を服用している可能性が高いです。

必ずお薬手帳を確認し、既往歴、現病歴をうかがいましょう。

糖尿病、骨粗鬆症、脳卒中、狭心症、心筋梗塞など、歯科治療に影響の出る全身疾患は多々あります。
全身疾患の程度によっては、スムーズに治療が行えないこともあるので事前に必ず確認しましょう。

また、高齢の方では、若い人には少ない感染症を患っている方もいます。
注射の回し打ちが当たり前のように行われていたときの影響だといわれています。
他の患者さんに支障が出てからでは遅いので、初診のときに必ず確認しましょう。

② 老化に伴う、こころの変化

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高齢の患者さんと接していると、話がうまく通じないときがあります。
そんなときは、患者さんの生活背景を探ってみるとよいです。

いままで仕事をバリバリこなしていた方が毎日家にいるようになると、
パッタリ元気がなくなってしまったり、気性が荒くなったり、忘れっぽくなったり等、
今までの性格が変わってしまうことがあります。

また、認知症が始まっている可能性もあります
ご家族が一緒に来院している場合は、一度お話ししてみてもいいかもしれません。

人によって変わり方は異なりますので、
今現在のその方に合った応対や、歯の治療やお手入れを提案できたらいいですね。

高齢の患者さんへの応対ポイント

① お話をよく聴きましょう

高齢の患者さんはお話が長いことが多いです。
アポイントの時間に余裕があるときには問題ないですが、他の患者さんも待っているときには焦ってしまいますね。
1つ歯が痛いといっても、たくさんの情報を教えてくれます。
誰と何をしていたときに痛かったのか?
近所の人にはこう言われた。とか。以前の歯科医院の先生はこんな人だったとか。

歯科治療に必要な情報も含まれますが、そうでない情報も含まれていることが多いのです。

しかし、その中の情報で得られるものも実はたくさんあります。
特に家族の話題や、家の話、ご飯の話などは、歯科治療をする上でも重要なキーワードです。
いままでの治療の経緯や治療への思いなども推し量ることができます。

コミュニケーションを多くとることや傾聴の姿勢は、患者さんとの信頼関係に繋がります。
なるべく時間の許す限り、お話を聴きましょう。今後のPMTCやTBIに活かせるはずです。

② 視覚でわかってもらいましょう

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